子どもの読書サービス比較|本の入手方法で選ぶ
子どもに本を読ませたいと考えて調べ始めると、性格の違うサービスが同じ棚に並んで出てきます。毎月本が届くもの、本は自分で用意して選書だけを任せるもの、端末で読み放題になるもの。値段だけを横に並べても比べられません。
この記事では、4つのサービスの公式サイト・よくある質問・特定商取引法に関する表示を2026年8月21日に読み、書かれている内容だけを突合しました。確認できなかった項目は「公式に記載なし」と書いています。推測で埋めた欄はありません。
結論:まず「本をどう手に入れるか」で3つに分かれる
料金の前に、ここで大きく分かれます。ここを間違えると、続きません。
- 自分で用意する型(ヨンデミー)… 選書とレッスンを任せ、本は図書館か書店で用意する
- 届く型(絵本クラブ、クレヨンハウスのブッククラブ)… 毎月、本そのものが家に届く
- 読み放題型(学研ライブラリー)… 端末の中で読む。紙の本は増えない
選び方の基準
比べる軸を3つに絞りました。この3つで、だいたい決まります。
1. 本を用意する手間を、誰が引き受けるか
届く型なら、選ぶ手間も調達する手間も消えます。その代わり本は毎月増え、費用の中心は本代になります。自分で用意する型は、図書館を使えば本代がかかりませんが、借りに行く作業が毎回残ります。
2. 契約の縛りがあるか
ここは公式の記載に差が出ました。年単位の契約を前提にしているサービスと、月ごとに切れるサービスがあります。合わなかったときの逃げ道の広さが変わります。
3. 子どもの反応に合わせて中身が変わるか
年齢別のコースで決まった本が届くのか、その子の読書レベルと好みに合わせて選び直されるのか。すでに持っている本を差し替えられるかも、ここに含めて見ています。
比較一覧
| ヨンデミー | 絵本クラブ | クレヨンハウス ブッククラブ | 学研ライブラリー | |
|---|---|---|---|---|
| 型 | 自分で用意 | 届く | 届く | 読み放題 |
| 本の入手 | 図書館か書店。アプリでは読めない | 毎月2〜3冊が届く | 毎月1回届く | 端末で読む |
| 料金 | 月額2,980円 | コースにより変動。一律の月額の記載なし | 公式の案内ページで確認できず | 会員登録前に確認できず |
| 送料 | なし | 1回5,000円(税抜)未満で594円(税込) | 記載なし(初月送料無料の案内あり) | なし |
| 契約の縛り | 記載なし | 原則1年以上 | 自動継続。申込時に期間の限定は可 | 確認できず |
| 解約 | 保護者アプリ。次回決済日までなら次回請求なし | 配本月の前月末日が締め切り | 記載なし | 確認できず |
| 無料期間 | 最初の30日間 | 記載なし | 記載なし | 確認できず |
| 対象 | 目安6〜12歳 | コース制 | あかちゃん〜小6の全26コース | 記載なし |
出典(すべて2026年8月21日確認): ヨンデミー よくある質問/ ヨンデミー 特定商取引法に関する表示/ 絵本クラブ よくある質問/ クレヨンハウス ブッククラブ/ 学研ライブラリー
料金欄に「確認できず」が並ぶのは、調べ方の問題ではありません。届く型は冊数と本の定価で毎月の金額が変わるため、一律の月額を出しにくい構造です。読み放題型は会員登録の手前で金額に到達できませんでした。申し込む前に月額が確定するのは、この4つではヨンデミーだけでした。
自分で用意する型:ヨンデミー
子どもの好みと読書レベルに合わせて本をすすめ、1日3分程度のレッスンで読書の習慣づくりを支えるサービスです。登録した図書館で借りられる本が優先的にすすめられます。
- 向く家庭:図書館に通える家庭。本を増やしたくない家庭。月額を確定させてから始めたい家庭。
- デメリット:アプリで本そのものは読めません。すすめられた本を毎回、図書館か書店で用意する必要があります。
- 向かない家庭:本を取りに行く時間を月に数回も取れない家庭。本が届くことを期待している家庭。
料金は月額2,980円、最初の30日間は無料です。きょうだいの2人目以降は毎月1,000円引きになります。契約期間の縛りについての記載はなく、次回の決済日までに解約すれば次回以降は請求されません。ただし途中退会の返金はありません。
条件の詳細はヨンデミーが向く子・向かない子に、本の用意についてはヨンデミーの本はどこで手に入れる?にまとめています。
届く型:絵本クラブ
絵本ナビが選んだ絵本を毎月届けるサービスです。各コース、毎月2〜3冊が届きます。
- 向く家庭:本を選ぶ手間も買いに行く手間もまとめて任せたい家庭。手元に本を残したい家庭。
- デメリット:原則1年以上の契約と明記されています。合わなかったときに月単位では抜けられません。
- 注意点:1回のお届け金額が5,000円(税抜)未満の場合、594円(税込)の配送料がかかります。2コース以上をまとめて5,000円(税抜)以上にすると無料です。
退会とコースキャンセルは、配本月の前月末日が締め切りです。すでに持っている本は、申込時またはあとからサイト上で入れ替えられます。支払は毎月払い(クレジットカード・代金引換)か、一括前払い(クレジットカード・銀行振込)から選べます。
届く型:クレヨンハウスのブッククラブ
子どもの本の専門店が選んだ絵本・児童書を、毎月1回届けるサービスです。あかちゃんから小学6年生までの年齢別コースを含め、全26コースが用意されています。
- 向く家庭:年齢に沿って定番を揃えたい家庭。コースの選択肢を多く持ちたい家庭。
- デメリット:公式の案内ページで、本代と送料、解約条件を確認できませんでした。申し込む前に問い合わせる手間がかかります。
- 注意点:自動継続の仕組みです。期間を区切りたい場合は、申込時に備考欄で配本期間を指定します。
すでに持っている本は、申込時の備考欄に書名を書けば差し替えられると記載されています。
読み放題型:学研ライブラリー
学研の電子書籍を端末で読むサービスです。紙の本は増えず、図書館へ行く必要もありません。
- 向く家庭:家に本を増やしたくない家庭。外出先でも読ませたい家庭。
- デメリット:会員登録の手前で月額を確認できませんでした。始める前に費用を確定させたい場合は、登録手順を進める必要があります。
- 向かない家庭:紙の本で読ませたい家庭。児童書は電子化されていない作品が多く、読ませたい本が読み放題の中にあるとは限りません。
目的別の選び方
- 本を用意する手間を減らしたいなら、届く型(絵本クラブ、クレヨンハウス)。ただし絵本クラブは原則1年以上の契約です。
- 合わなければすぐやめたいなら、月ごとに切れるヨンデミー。無料の30日間で判断できます。
- 家に本を増やしたくないなら、読み放題型か、図書館で借りる前提のヨンデミー。
- その子の読書レベルに合わせて選び直してほしいなら、ヨンデミー。年齢別コースの配本は、その子の今の読む力ではなく年齢に合わせた選書です。
まとめ
- 子どもの読書サービスは、本の入手方法で「自分で用意」「届く」「読み放題」の3つに分かれます。料金より先にここで選んでください。
- 契約の縛りには差があります。絵本クラブは原則1年以上、ヨンデミーは縛りの記載がなく次回決済日までに解約すれば次回請求はありません。
- 4つのうち、申し込む前に月額が確定するのはヨンデミーだけでした。届く型は冊数で変わり、読み放題型は登録の手前で確認できませんでした(2026年8月21日時点)。
よくある質問
本が届くサービスと、届かないサービスの違いは何ですか。
届くタイプ(絵本クラブ、クレヨンハウスのブッククラブ)は本の調達を任せられますが、本は手元に増え、費用も本代が中心になります。届かないタイプ(ヨンデミー)は選書とレッスンだけを担い、本は図書館や書店で自分で用意します。読み放題タイプ(学研ライブラリー)は端末の中で読み切ります。
途中でやめやすいのはどれですか。
2026年8月21日に確認した範囲では、絵本クラブは「原則1年以上のご契約」と明記されています。ヨンデミーは契約期間の縛りについての記載がなく、次回の決済日までに解約すれば次回以降は請求されないと記載されています。クレヨンハウスのブッククラブは自動継続で、申込時に備考欄で配本期間を限定できるとされています。
送料はかかりますか。
絵本クラブは、1回のお届け金額が5,000円(税抜)未満の場合に594円(税込)の配送料がかかります。2コース以上をまとめて5,000円(税抜)以上になる場合は無料です。ヨンデミーと学研ライブラリーは本が届かないため送料は発生しません。
すでに持っている本が届いてしまいませんか。
絵本クラブは申込時またはあとからサイト上で作品を入れ替えられます。クレヨンハウスのブッククラブは、申込時の備考欄に持っている本を書けば差し替えられると記載されています。